市民公開講座  どなたでも

人体の微生物ワールド:超生命体としてのヒト

2016年10月28日(金)
18:00〜19:30 

人体には‘常在菌’と称される一群の微生物が皮膚、口腔、腸等にそれぞれに独特な集団(叢またはフローラ)を形成して生息している。これら常在菌叢の形成は出生と同時に始まり、一人の個体に生息する常在菌は約1,000種類、その数はヒト細胞数よりも一桁多い数百兆個と見積もられている。近年における世界的な研究の進展から、腸内細菌叢が糖尿病、がん、自閉症などの疾患と広範囲にかつ密接に関係すること、ならびに便微生物移植で示されたように腸内細菌叢が強力かつ多彩な生理活性をもつことが明らかになってきた。本講義では、常在菌の実態ならびにその想像をはるかに越えた常在菌の能力と一体となった‘超生命体’としてのヒトについて解説する。

申込期間
9月28日(水)~10月27日(木)
講師
早稲田大学理工学術院
先進理工学研究科
教授 服部 正平 先生
会場
新潟県立看護大学 第1・2ホール
定員
160名
受講料
無料
新潟県立看護大学
看護研究交流センター
〒943-0147 新潟県上越市新南町240番地
アクセスマップ

TEL&FAX 025-526-2822
(電話受付時間 平日9:30~16:00)

E-mail nirin@niigata-cn.ac.jp