令和初めての市民公開講座は、認知行動療法の第一人者である大野裕先生を迎えて「心を元気にする4つのステップ」をテーマに開催しました。認知行動療法は1960年代に提唱され、日本ではうつ病、不安症などの治療で医療保険の対象でもあり、考えや行動をしなやかにし、ストレス対処法としても注目されています。今回の参加者は276名と多く、市民の関心の高さがうかがえました。
講演終了後、学生から「来年から看護師として働く中で失敗やうまくいかないことでストレスを感じることもあると思うが、今回学んだ心を軽くする4つのステップを活用して乗り切りたい。」という発言がありました。市民アンケートでは「認知行動療法の内容を理解しやすいように説明され、原因究明でなく、手立て探しが重要という考え方を教えて頂いた。」「私は日常的に悩んでいましたが、ポジティブに考えることの大切さがわかりました。」といった感想が多く書かれていました。